自作のFX自動売買ボットを運用しています。今回は「同じ戦略を複数のブローカー(FX会社)で同時に動かしてみたら、勝ち負けがきれいに逆転していた」という話と、検証口座を4つに増やした日の記録です。デモ口座での検証段階の内容で、特定商品の推奨ではありません。

この日やったこと
  • 新戦略をひとつ追加(金relスポット専用・利を伸ばすトレーリング型)
  • 今週の成績を口座ごと・戦略ごとに集計
  • 検証ブローカーをもう1社追加し、4口座の並走体制

今週の成績:3口座とも黒字、でも中身が大事

デモ3口座の今週(実現損益・手数料込み)の集計はこうなりました。

口座今週の実現損益
検証用 口座A(全戦略稼働)+87,757 円
本番想定 口座B(戦略を絞って稼働)+17,873 円
参照用 口座C+15,401 円
集計でひとつ自戒。最初「決済時の損益だけ」を足して口座Aを+11万円と出したのですが、これは取引手数料を二重に取りこぼした過大評価でした。建玉時の手数料まで含めた正味で数え直すと +87,757 円。数字は気持ちよく見える方ではなく、正しい方を採るべきという基本を再確認しました。

利益の正体は、ほぼ「金(ゴールド)」だけ

口座Aの利益を通貨別に割ると、金(XAUUSD)だけで +122,158 円。その他の通貨ペアは合計でむしろ約 −34,000 円のマイナスでした。つまり「金が全部稼いで、他がちょっと足を引っぱる」構図。金は値動きが大きいので、利益をしっかり伸ばすタイプの出口設計(トレーリングや段階的な利確)と相性が良い、という傾向がはっきり出ています。

本題:同じ戦略でも、口座(ブローカー)で勝ち負けが逆転

今回いちばん興味深かったのがこれです。まったく同じロジック・同じ通貨で動かしている戦略が、ブローカーが違うだけで損益が逆転していました。

戦略口座A(Exness系)口座C(別社)勝率
トレーリング型・金+32,733 円−9,951 円ほぼ同じ(約75%)
押し目トレール型・金+18,700 円−4,658 円ほぼ同じ(約47%)

勝率はほとんど同じなのに、損益はプラスとマイナスに割れる。原因は「スプレッド(売買の価格差)」と「約定価格・手数料の体系」の違いです。薄い利益をコツコツ積む戦略や、こまめに利を伸ばすトレール型ほど、この“取引コストの差”が成績を左右します。戦略そのものの良し悪しではなく、どの土俵(ブローカー)で戦うかで結果が変わる——これを実データで確認できたのは収穫でした。

だからこそ「同じ戦略を複数のブローカーで並走させて、どこが自分の戦略に向いているかを測る」ことに意味があります。机上のスペック比較ではなく、自分の手法で実際に回した結果で選ぶ、という考え方です。

検証ブローカーをもう1社追加 → 4口座並走へ

そこで、検証用にもう1社のデモ口座を追加しました。これで同じボットを4つの口座で同時に走らせる体制になりました。役割はこう分けています。

  • 口座A:全戦略を回してデータを集めるための検証口座
  • 口座B:成績の良い組み合わせだけに絞った本番想定口座
  • 口座C:長期の参照用(将来は整理予定)
  • 口座D(今回追加):新しいブローカーの実力を測る検証口座

追加にあたっては、ボット側のコードでブローカーごとの細かな差(銘柄名の表記ルールや注文方式の違い)を吸収できるよう手を入れ、自動復活の仕組み(落ちても5分以内に再起動)も他口座と同じ形で用意しました。コードはGitHubで一元管理し、サーバー・GitHub・運用PCの3か所を同じ状態に揃えています。

金専用の新戦略をひとつ追加

あわせて、金(XAUUSD)に絞った新しい戦略を1本投入しました。短い足での反発を捉えて入り、含み益が乗ったら利を伸ばしながら追いかけて決済するタイプです。過去データでの検証では悪くない数字でしたが、検証期間が短いので、まずは少額デモで実際の動きを観察するところから始めます。月曜の市場オープンから動き出します。

今日のまとめ
  • デモ3口座は今週いずれも黒字。ただし利益の大半は「金」由来。
  • 同じ戦略でもブローカーが違うと勝ち負けが逆転することを実データで確認。
  • 検証ブローカーを追加し4口座並走へ。自分の手法に合う土俵をデータで見極める。
  • 金専用の新戦略を1本、デモで観察開始。

※ 本記事はあくまで個人の自動売買の検証記録です。すべてデモ口座での運用であり、特定のFX会社・商品・手法を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。