2026-05-04(月)夜。過去に「PT102-105 不採用」と判定していた教材5レベルを再検証したところ、 PT102(M5 10MA ブレイク&復帰)が XAUUSD で PF 3.54、12ヶ月で +35,758 pips のリアルBT実績を出した。同日中に live 実装→投入まで一気に進めた経緯を残す。

この記事のポイント

  • PT102 を MFE-based BT 12ヶ月で再評価 → 全6通貨で PF > 1.39 と判明、TOTAL PF 2.02
  • TPバリエーション7種スイープで TRAIL30 が最良(PF 1.36、XAU単独 PF 3.54)
  • BB±2σ TP は期待外れ(PF 0.98、勝率76%でも平均勝ち≪スプレッド)
  • XAU依存度が高い(他通貨は PF 0.24〜0.82)→ XAUUSD 専用化で実装
  • MAGIC=10201/10202、TRAIL_BACK_RATIO=0.30、PT101 と並走デモ稼働開始

経緯 — 「不採用」判定を覆したリアルBT

同日朝、PT101 をXAUUSD専用化した流れで、指南書をベースとした 残り4レベル(PT102〜PT105)も同じく再検証する価値があるのでは?と疑問が湧いた。過去の「不採用」判定は look-ahead 排除なし+スプレッド未考慮という古い検証条件で出した結論。今回の「リアル設定」(look-ahead排除+スプレッド+手数料込み)で再評価することにした。

PT102 の戦略概要

項目内容
名前PT102 — 教材レベル2「M5 10MA ブレイク&復帰」
方向条件H1 10MA 上向き(LONG) / 下向き(SHORT)
シグナル過去2本前で M5 10MA を逆方向に抜け、現バーで戻る + 前バーより優位
SL直近30本の 安値(LONG) / 高値(SHORT) ± margin
TPトレーリング30%戻り(peak から30%戻ったらクローズ = MFE×0.70 まで利益確保)
対象通貨XAUUSD のみ(他5通貨は PF 0.24〜0.82 で実用不可)
MAGICTP1=10201, SMA=10202

12ヶ月 MFE-based BT 結果(再評価ベース)

PT101-105 全レベルを 12ヶ月(2025-04-01〜2026-04-01)、6通貨、look-ahead排除、スプレッド+手数料 0.7 pips/側 込みで MFE-based BT した結果:

戦略件数勝率PnL pipsPF所感
PT1022,31838.4%+78,9792.02全6通貨で安定(最弱でも PF 1.39)
PT1051,25136.9%+33,7941.621ヶ月版の高PF 4.42は幻、12ヶ月で 1.62 に低下

PT102 が「全通貨で PF > 1.39 の万能型」と判明。とはいえ MFE-based は理論上限なので、実運用 PF はその半分〜2/3 を見込む。

TPバリエーション スイープ — TRAIL30 が実用ベスト

PT102 単独で 12ヶ月、6通貨、TPを7パターン変えて比較:

TP件数WR%PnL pipsPF評価
RR_1.03,58847.1+2,6041.02ほぼゼロ
RR_1.53,06439.9+15,8471.14微勝
RR_2.02,77336.6+19,0761.18固定TPで最良
RR_3.02,51333.3+15,2461.15
BB2σ10,05976.6-2,2340.98🔴 期待外れ
TRAIL3013,80588.8+17,4381.36🟢 実用ベスト
MFE_MAX2,31838.4+78,9872.02(理論上限)

意外な発見:

  • BB±2σ TP は使えない。勝率76%と高いが、平均勝ちpipsがスプレッド未満で実質マイナス。「早く利確しすぎ問題」の典型
  • TRAIL30 が最良(PF 1.36)— MFE_MAX (2.02) の約65%を捕まえている健全な数字
  • 固定TP系(RR 1.0〜3.0)は PF 1.0〜1.18 で実用には弱い

TRAIL30 の通貨別内訳

通貨件数勝率PnL pipsPF
EURUSD2,02384.0-4,8270.34
GBPUSD2,49791.0-1,4510.73
AUDUSD1,53478.9-5,1540.24
NZDUSD2,18787.6-2,6870.42
XAUUSD2,99595.4+35,7593.54
GBPJPY2,56989.5-4,2010.60

結論:XAUUSD だけが PF 3.54 で唯一勝てる、他は壊滅。「PT102 も PT101 同様の XAU依存戦略」と確定 → XAUUSD 専用化を決定。

実装と投入

scripts/pt102.py(新規)

MAGIC_TP1 = 10201
MAGIC_SMA = 10202

MA_PERIOD = 10
SL_LOOKBACK = 30
TRAIL_BACK_RATIO = 0.30   # peak から 30% 戻ったらクローズ

TARGET_SYMBOLS = {"XAUUSD"}

エントリー判定 check_long / check_short は冒頭で symbol not in TARGET_SYMBOLS を早期リターン。XAUUSD 以外では発火しない。

scripts/live_trader.py(修正)

  • import pt102
  • ALL_MAGICS / ALL_MAGIC_TP1 / ALL_MAGIC_SMA に PT102 追加
  • PT102_MAGICS = {pt102.MAGIC_TP1, pt102.MAGIC_SMA}
  • pt102_trail_state = {}
  • check_entry_pt102() 関数を新規追加(PT101 のパターン踏襲)
  • check_pt102_trailing_exit() 関数を新規追加(trail_line = entry + mfe × 0.70 で peak から30%戻りクローズ)
  • メインループ M5 確定セクションで check_entry_pt102() + check_pt102_trailing_exit() 呼び出し
  • 起動ログに PT102 MAGIC 表示行を追加

MAGIC番号体系 — 教材レベル系の命名規則確定

戦略TP1SMA系統
PT001 〜 PT007N0001N0002従来戦略系
PT1011010110102教材レベル系
PT1021020110202教材レベル系 ⭐ 今回追加
(将来)PT1031030110302予約
(将来)PT1041040110402予約
(将来)PT1051050110502予約
注意: 当初コミット時に PT102 のMAGICを誤って 20101/20102 と設定していた(PT002 系統と紛らわしい配置)。「教材レベル系は 1NN01/1NN02」の命名規則に合わせて即時修正、10201/10202 に再デプロイ完了。実エントリー前の修正だったため影響なし。

投入完了

VPS scripts/pt102.py        SHA256: 3e9fa083... (新規)
VPS scripts/live_trader.py  SHA256: 1482f7f1... (修正)
↓ scp(FX PCと両方一致照合済み)
FX PC C:\Users\y2198\fx_bot\scripts\
↓ live_trader 再起動(FXBot_Restart)
PID 9720 → 起動ログに「PT102 MAGIC: TP1=10201 SMA=10202 ... トレーリング30%戻り」確認

同時稼働中の8戦略構成(2026-05-04 19:53〜)

戦略対象通貨方向備考
PT001GBPJPY/GBPUSDL/SP1
PT0026通貨L/SP2
PT0035通貨(NZD除く)L/SP2_TMA
PT0056通貨L/SEW_PURE
PT0064通貨(AUD/NZD除く)L/SGranville(XAU特化候補)
PT101XAUUSDL/SM5 10MA反発
PT007XAUUSDLONG onlyM1 底ダブルトップ
PT102XAUUSDL/S⭐ NEW M5 10MA ブレイク&復帰

XAUUSD で同時最大 3戦略 × 2ポジ = 6本のオープンポジションが理論上可能になった。3戦略はシグナル発火条件が異なる(反発 / ブレイク / ダブルトップ)ので、同方向に重複するケースもあれば、互いに逆方向になるケースもある。実運用での干渉は監視ポイント。

次の検証課題

  • 数日〜1週間 PT102 の実 PF を確認、12ヶ月BT (PF 3.54) との整合性チェック
  • 同様に PT103/PT104 もリアルBT再評価(教材5レベル全制覇を目指す)
  • XAUUSD で PT101/PT007/PT102 の3戦略同時運用が干渉なく回るかの検証
  • 来週末の週次レビューで「8戦略構成での実績」をまとめる