週次サマリー

期間損益 +3,601 JPY
開始残高 100,000 JPY
最終残高 103,601 JPY
成長率 +3.60%
指標
総トレード数2件(EURUSD 1勝 / GBPUSD 1敗)
勝率50.0% (1勝1敗)
プロフィットファクター3.04
判定実行回数562回(1時間×5日×5通貨ペア + α)
エントリー条件成立5件(うち3件は発注エラーで未約定)
R:Rフィルター却下6件

週全体の観察

本手法の実運用初週。開始残高 100,000 JPY(TitanFX MT5デモ口座)から運用を開始し、 週末に 103,601 JPY(+3.60%)で引けました。 実約定は EURUSD LONG と GBPUSD SHORT の 2件のみでしたが、R:R 4.25 の優良シグナルを捉えたことで、 GBPUSD の損失を補って大きなプラスで終わっています。

一方で、本来エントリー条件を満たしていた 3件(AUDUSD 2件・EURUSD 1件)が発注エラー(filling mode 不一致、Market closed)で 取れませんでした。これらは結果論ではすべて SL ヒットで負けていたため、**取れなかったのは結果的に幸運**でしたが、 戦略的にはバグ・エラーで取れなかった事実は改善事項です。

通貨ペア別 分析

EURUSD 勝ち

エントリー #1: LONG +5,513 JPY

2026-04-10 00:00 JST / エントリー価格 1.16847 / SL 1.16760 / TP1 1.17217 / R:R 4.25
時刻イベント価格損益
04-10 00:00エントリー(LONG、2ポジション / TP1 + SMA20トレイル)1.16847
04-10 02:28TP1 到達(利確)1.17217+4,010 JPY
04-10 03:46SMA20 タッチ決済(残ポジション決済)1.16989+1,503 JPY
なぜエントリーしたか

判定時のデータ: price=1.16847, SMA20=1.16825, SMA80=1.16678, 支持抵抗ライン=47件検出。 価格が SMA20 を明確に上抜けた直後で、SMA20 > SMA80 のゴールデンクロス状態、 15分足のトレンドも BULLISH、1時間足で安値切り上げが確認済み。 上位足の支持線から 0.5% 以内の距離にあり、エントリー条件 ①〜③ をすべて通過。 さらに SL までの距離が 87 pips と浅く、TP1 までの距離は 370 pips で R:R 4.25 という極めて有利なシグナル。

なぜ勝ったか

R:R 4.25 の時点で「損失リスクの 4 倍以上の利益が期待できる」状態。 SL 距離が短い = 少しの逆行でも損切りできる = 相場環境が本当に良い時にだけ成立するシグナルです。 エントリー後、価格は TP1 まで 2時間半で到達し、さらに上昇したためトレーリングストップ側でも利益が伸びました。 質の良いエントリー(R:R が高いシグナル)は統計的に勝ちやすいという本手法の根幹が証明された取引です。

GBPUSD 負け

エントリー #1: SHORT -1,812 JPY

2026-04-10 17:00 JST / エントリー価格 1.34119 / SL 1.34299 / TP1 1.33934 / R:R 1.03
時刻イベント価格損益
04-10 17:00エントリー(SHORT、2ポジション)1.34119
04-10 18:20SL 到達(両ポジション同時損切り)1.34300-1,812 JPY
なぜエントリーしたか

判定時のデータ: price=1.34119, SMA20=1.34205, SMA80=1.34277。 SMA20 < SMA80 のデッドクロス、価格が SMA20 を下抜けた直後、1時間足の高値切り下げが確認済み。 エントリー条件 ①〜③ はすべて通過。ただし R:R は 1.03 と足切りラインのギリギリ。

さらに興味深い事実として、この 3時間前(14:00, 15:00, 16:00)にも同じ GBPUSD SHORT のシグナル候補が発生していましたが、 いずれも R:R が 0.52〜0.83 と足切りライン未満で却下されていました。4時間「ためらった末にやっとクリアした」エントリーです。

なぜ負けたか

R:R 1.03 はリスクとリワードがほぼ同額で、期待値的に非常に薄いシグナル。 エントリー後わずか 1 時間 20 分で SL にタッチし、両ポジション同時損切りとなりました。 押し目のように見えた値動きが実は反発の起点だった、という典型的な負けパターンです。

教訓: R:R が足切りラインぎりぎりのシグナルは、「ためらいパターン」の可能性があります。 統計的に R:R 1.0 付近は勝率が落ちやすく、今後フィルター閾値を 1.3〜1.5 に引き上げる検討材料となります。

AUDUSD 機会損失2件

AUDUSD は本週 2件のシグナル成立があったものの、いずれもシステム側のエラーで未約定でした。 後から価格推移を検証すると、2件とも SL ヒットで負けていたため、取れなかったのは結果的にラッキーでした。

機会損失 #1: SHORT(filling mode 不一致)

2026-04-06 06:00 JST / エントリー候補 0.68837 / SL 0.68985 / TP1 0.68598 / R:R 1.61
なぜシグナルが立ったか

1時間足で高値切り下げ、15分足でデッドクロス済み、価格が SMA20 を下抜け。 R:R も 1.61 と足切りを大きく超える質の良いシグナルでした。

なぜ未約定だったか

当時のボットは MT5 への発注時に IOC(Immediate Or Cancel)という発注方式を指定していましたが、 TitanFX MT5デモ口座は FOK(Fill Or Kill)のみ対応する仕様でした。 そのため「Unsupported filling mode」エラーで発注が通らず、シグナルは失注。

もしエントリーしていたらどうなっていたか

エントリー後 5時間以内に価格は 0.69166 まで上昇し、SL 0.68985 を突破。 SL ヒットで -14.8 pips の損失だったはずです。

対処(済)

2026-04-07 に MT5 の symbol_info.filling_mode を動的に照会する仕組みに修正済み。 現在は TitanFX の FOK を自動的に採用するため、同じエラーは発生しません。

機会損失 #2: SHORT(Market closed エラー)

2026-04-09 06:00 JST / エントリー候補 0.70427 / SL 0.70668 / TP1 0.70182 / R:R 1.02
なぜシグナルが立ったか

条件 ①〜③ をすべてクリア。ただし R:R は 1.02 とぎりぎりで、足切りラインを辛うじて通過しました。

なぜ未約定だったか

発注時刻がシドニー市場のオープン直前の閑散時間帯だったため、 AUDUSD のみ一時的に「Market closed」ステータスで発注不可となっていました。 同時刻、他通貨は通常通り取引可能だったため、AUDUSD 固有の時間帯問題でした。

もしエントリーしていたらどうなっていたか

エントリー後、約 18時間後の JST 4/10 00:00 前後に 0.70861 まで上昇し、SL 0.70668 を突破。 SL ヒットで -24.1 pips の損失だったはずです。 さらにこのシグナルは R:R 1.02 と質が悪く、取れなかったのは結果的に正解でした。

対処(未)

Market closed エラーへの自動リトライ、あるいは市場時間チェックの実装が今後の改善課題です。

NZDUSD フィルタ却下2件

NZDUSD はエントリー条件 ①〜③ を 2回クリアしたものの、いずれも R:R フィルターで見送り。 後から検証すると両方とも TP1 に到達しており、取れていれば 2連勝していた後知恵もありますが、 長期的には R:R の悪いシグナルを避けることが期待値を守る正しい判断です。

フィルタ却下 #1: LONG

2026-04-09 16:00 JST / 想定エントリー 0.58362 / SL 0.58133 / TP1 0.58404 / R:R 0.18
却下の理由

SL 距離 22.9 pips に対して TP1 距離がたった 4.2 pips。R:R 0.18 では「勝率 85% 以上でないと期待値がプラスにならない」水準で、 長期的に見れば必ず負ける統計。フィルターによる却下は正しい判断でした。

もしエントリーしていたらどうなっていたか

その後約 7時間後、JST 4/9 23:00 に TP1 0.58404 を突破しさらに上昇。 結果論では TP1 ヒットで +4.2 pips の勝ちでしたが、極端にリワードが少ないため利益額は微々たるものでした。

フィルタ却下 #2: LONG

2026-04-09 22:00 JST / 想定エントリー 0.58359 / SL 0.58260 / TP1 0.58404 / R:R 0.45
却下の理由

SL 距離 9.9 pips、TP1 距離 4.5 pips。こちらも R:R 0.45 で足切りライン 1.0 に届かず。

もしエントリーしていたらどうなっていたか

1 時間後(JST 4/9 23:00)に TP1 0.58404 を突破。結果論では TP1 ヒットで +4.5 pips の勝ち

XAUUSD シグナルゼロ

XAUUSD は 109回の判定を実行しましたが、エントリー条件がただの 1回も成立しませんでした。 これは本週の XAUUSD が大きく動いたにもかかわらず、本手法の特性とかみ合わなかったためです。

週内の XAUUSD 値動き

週初値(4/6 07:00)4675.07
週間最安値(4/6 09:00)4610.92
週間最高値(4/8 09:00)4833.45
週終値(4/10 23:00)4775.14
週間レンジ222.53 ドル(+4.74%)
なぜエントリー条件が成立しなかったか

特に注目すべきは 4/8 の急騰。朝 07:00 の 4705 から 09:00 には 4833 まで、 わずか 2 時間で +128 ドルの急上昇がありました。

本手法は「上位足の支持抵抗線付近での反転」を狙う押し目買い・戻り売り型です。 急騰・急落のようなブレイクアウト相場では、条件 ① の「水平線から 0.5% 以内」が満たされにくくなります (XAUUSD では 0.5% ≒ 約 23 ドル)。急騰中は過去の水平線から一気に離れてしまうため、 手法としてそもそもエントリーできない構造です。

もし XAUUSD のブレイクアウトを取れていたら

週間レンジ 222 ドル(約 2220 pips 相当)のうち半分でも取れていれば、数万円単位の利益機会でした。 ただしこれは後知恵であり、本手法の範囲外です。

示唆: ブレイクアウト相場向けの別戦略を併用するか、XAUUSD を運用対象から外すかは今後の検討事項。 ただし過去 1年のバックテストでは XAUUSD は 9 件のトレードで +2239 pips と大きなプラスになっており、 稀にしかシグナルは出ないが、出たときは取れていた過去もあります。

GBPJPY 未運用

GBPJPY は本週時点ではまだ運用対象に含まれていません。 2026-04-11 のバックテスト検証で良好な結果(50件トレード / +877 pips / PF 2.10)が確認されたため、 来週以降の運用対象追加を検討中です。

次週への申し送り

  • AUDUSD Market closed 対策: シドニーオープン前後のエラーハンドリングを改善
  • GBPJPY 追加検討: バックテスト結果が良好なため、来週以降に運用対象追加候補
  • R:R 閾値見直し: GBPUSD の負けが R:R 1.03 だったことから、閾値を 1.3〜1.5 に引き上げる余地あり(バックテスト検証が必要)
  • XAUUSD の扱い: シグナル発生頻度が極端に低いため、運用対象から外すか併用戦略を検討
  • 自動トレード分析機能: Gemini API を使った自動トレード振り返り機能の有効化(現在 API キー未設定で無効)
本週の結論: 実運用初週で +3.60% のリターンは上出来ですが、 その大半は EURUSD の R:R 4.25 という「当たり」によるもので、実力というより相場環境に恵まれた側面が大きいです。 継続運用で統計的に有意な結果を積み上げていくことが重要です。